盗聴・盗聴器設置の違法と合法の境界線とは?

盗聴・盗聴器設置の違法と合法の境界線とは?

  • はてな

現在、盗聴器はインターネットや専門店などで購入することが出来ますが、どこからが違法でどこまでが合法で罪に問われてしまうのか?境界線についてあまり知られていないですよね。簡単に購入できる盗聴器は、ストーカーなど犯罪へと発展することがある製品です。もしも、盗聴器を仕掛けられていたら・・・これって犯罪なのでは?そんな疑問や不安を抱いている方もいるのではないでしょうか?盗聴や盗聴器設置の違法と合法の境界線についてまとめてみました。

[upload]34b70042943f03516f199e7515a94cfd_s

現在、盗聴器はインターネットや専門店などで購入することが出来ますが、どこからが違法でどこまでが合法で罪に問われてしまうのか?境界線についてあまり知られていないですよね。簡単に購入できる盗聴器は、ストーカーなど犯罪へと発展することがある製品です。もしも、盗聴器を仕掛けられていたら・・・これって犯罪なのでは?そんな疑問や不安を抱いている方もいるのではないでしょうか?盗聴や盗聴器設置の違法と合法の境界線についてまとめてみました。

盗聴器の合法行為とは?

盗聴器は、電波を使う発信機の1種です。発信機には、さまざまなものがあるため、盗聴器を違法性がある商品として取り締まることが難しく、現在のところ盗聴器の販売・購入を行う事は問題がありません。盗聴器を買ったからといって犯罪行為になりませんので、罰則を問われることはなく、他人のプライバシーを侵害しばければ個人で楽しむ分には問題ありません。

例えば、盗聴器とは一体どのようなものなのか?実際に手にしてみたいという欲求にかられて、自室で盗聴器を設置して試してみる事は罪に問われません。友人同士で了解を得て、自分たちの範囲内で設置することも大丈夫です。しかし、盗聴という文字でもわかるように、盗聴行為は盗み聞きを目的としているのが一般的です。例え興味範囲であっても、他人の許可を得ることなく盗聴器を使って盗み聞きをする行為は違法です。

悪意のある盗聴行為の多くに、電話など電波を使用するケースがありますが、電波法など多くの法律によって規制されていますので、安易な盗聴器の設置は罪に問われます。もしも、知らないうちに友人、恋人などから盗聴器を設置されていたり、盗聴の事実があったとすれば、その相手を罪に問うことは可能となります。

盗聴器を使った違法行為

盗聴器を仕掛けるなど、悪意のある行為に関しては、さまざまな違法行為に触れます。例えば、知人や恋人など親しい人であっても、許可なく他人の住居等に侵入して盗聴器を仕掛ければ、「住居侵入罪」となり3年以下の懲役、または10万円以下の罰金に処されます。そして、電話機などに盗聴器を仕掛ければ、「有線電気通信法違反」になります。

携帯電話やコードレス電話は無線式の通信機器となりますが、「電波法違反」によって、盗用することが禁じられていますので、恋人が普段何をしているのか?誰と電話しているのか?といった事が気になるとしても、盗聴器を使って調べることはやってはいけない事です。もしも、こうした盗聴行為が続けば「ストーカー規制法」にも触れることになります。

万が一、盗聴器が仕掛けられているかも・・・と疑いを持った時は、まずは盗聴器が実際にあるかを確認しましょう。盗聴器は市販の発見器を使用したり、探偵事務所に盗聴器の発見依頼をすれば捜索してもらう事ができます。盗聴器が仕掛けられていた場合、友人や恋人など身近な存在である事が多いのですが、まれに引っ越し業者や水道業者など、たまたま部屋に入れてしまった人物というケースもあります。盗聴器を仕掛けた人物が特定できれば、違法行為として処罰することが可能です。

■刑法(第103条)理由なく他人の住居、または看守する邸宅、建物内に侵入してはならない。
■有線電気通信法(第9条)有線電気通信の秘密は侵してはならない。
■有線電気通信法(第14条)第9条に違反したものは1年以下の懲役または20万円以下の罰金に処する。
■電気通信事業法(第4条)電気通信事業者の取扱い中に関わる通信の秘密を侵してはならない。
■電気通信事業法(第104条)第4条に違反したものは、1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処する。電気通信事業に従事の場合には、2年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する。
■電波法(第59条)特定の相手に対して無線通信を傍受し、その内容を漏らし盗用してはならない。
■電波法(第109条)無線局の取扱い中に関わる無線通信の秘密を漏らし、盗用したものは1年以下の懲役または20万円以下の罰金に処する。

盗聴と無線通信の違い

盗聴に似ていて異なるものとして、「無線通信の傍受」がありますが、こちらは法律で認められている行為となります。例えば、携帯電話やパソコンで電波を使ってテレビやラジオを視聴することと同様の扱いとなり、無線を使って情報を得ることは違法ではありません。

つまり、無線通信を聞いている人は合法的に聞いているため、盗聴とは全く異なります。盗聴器も無線器と同じような感覚で簡単に購入できるため、違いを理解していない方は盗聴器も趣味の一環として楽しんでしまうかもしれませんが、「犯罪行為」である事を自覚しましょう。

まとめ

盗聴器を発見するために探偵事務所に依頼する際には、「通信傍受(盗聴防止)対策」に関する資格を取得しているはずです。信頼できる探偵事務所を利用するなら、事前に資格を持つ担当者がいるかどうかを確認してから依頼しましょう。

盗聴・盗聴器設置の違法と合法の境界線とは?