どんな理由でストーカーは盗聴するのでしょうか?

ストーカーが盗聴器を仕掛ける理由、盗み聞き以外の目的とは?

近年、ストーカーによる被害が増加しています。

そして、それはとても身近な犯罪となってしまっているのです。それまでの平穏な日常が奪われる恐怖。これは、被害に遭って初めて分かるものなのかもしれません。

しかし、実はストーカー被害に遭っている本人でも、被害に気付いていないケースがあるのです。


その一つが盗聴。ストーカーは何のために盗聴するのでしょうか?

ただ、日常会話を盗み聞きしたいだけなのでしょうか?

実は、それ以外にも目的がある場合があるのです。そして、その目的の先に、更なる被害が潜んでいるケースも。


今回は、ストーカーが盗聴器を仕掛ける理由について紹介していきます。


知っておくべき盗聴器の現状

まず、最初に知っておかなければいけないことがあります。


それが、盗聴器の現状です。
テクノロジーの発達は、私たちの生活を豊かにしました。しかし、それと同時にリスクも増加することとなってしまったのです。そのリスクの一つが盗聴器。


普通に生活していれば、盗聴器を目の当たりにする機会はほとんどないでしょう。

そのため、盗聴器と聞いても、どのような物かイメージできないという人も多いかもしれません。


しかし、そんな人こそ知っておかなければいけないことがあるのです。それが、最近の盗聴器のサイズと性能。

テクノロジーが発達していくに従って、盗聴器はどんどん小型化しています。
それにより、盗聴器は様々な場所や物に設置されるようになったのです。一見しただけでは盗聴器と分からない物も存在します。


例えば、室内灯もその一つ。


室内灯の傘の裏に設置されている場合もありますし、中には電球に偽装した盗聴器も存在するのです。
また、イヤホンやペン型の盗聴器も存在していますし、カード型の盗聴器も存在します。つまり、日常生活の中に溶け込むことができるということ。


このような、盗聴器を発見するのは素人では難しいといえるでしょう。

ストーカーが盗聴器を仕掛ける理由

盗聴器を仕掛けられるということは、ストーカーに会話を聞かれるということ。
つまり、プライベートを知られるということなのです。


では、盗聴器を仕掛けるストーカーの目的とは何なのでしょうか?

もちろん、会話を盗み聞きしたいという目的もあるでしょう。
しかし、実はその奥には更なる目的が潜んでいるケースがあるのです。
先程も説明した通り、盗聴器を仕掛けられるとプライベートを知られることになります。
在宅中なのか、外出中なのかということも、当然知られてしまいます。


また、電話で誰かと約束をした場合などは、その内容を聞かれてしまうため、詳しい行動内容まで知られてしまいます。
もし、ストーカーが帰宅時間を知っていれば、あなたが家に入ろうとする瞬間に押し入ることも可能になってしまうのです。


また、聞かれたくないような話を聞かれてしまった場合、それを脅迫の材料として、自分の要求を呑ませようと接触してくる可能性もあります。


このように、盗聴器を仕掛けられてしまうと、被害が拡大してしまう恐れがあるのです。
では、どのようにして盗聴被害を防げばいいのでしょうか?


先程も説明した通り、盗聴器の小型化は進み、素人が発見するのは難しくなっています。
そこで、次章では盗聴被害への対策について説明していきたいと思います。


盗聴被害を防ぐために必要なこと

盗聴被害を防ぐために必要なことは、自衛の意識を持つということです。
自分は大丈夫などと安易に考えず、自分も盗聴被害に遭うかもしれないということを肝に銘じておくことが大切になってきます。


それと同時に、部屋の整理整頓も大切になってきます。

先程も紹介した通り、盗聴器の小型化が進み、あらゆる物や場所に設置することが可能になってきました。


もし、整理整頓ができていなかったり、自分の持ち物をきちんと把握していなければ、万が一盗聴器が仕掛けられた物があっても、気付かない可能性があります。


仮に、部屋の整理整頓ができていなかったり、自分の持ち物を把握していなければ、盗聴器が仕込まれたペンが一本増えていても、気付かない可能性が高くなるでしょう。


そのため、部屋の整理整頓と、持ち物を把握するということが大切になってくるのです。


その他にも、盗聴器発見器を購入して、自分で調査するという方法もあります。

最近では、ネットで盗聴器発見器を購入することができるのです。

これを使えば、自分で調査する事も可能となります。しかし、注意しなければいけないことがあります。


それが、万が一盗聴器を発見しても、自分では取り外さないということ。
盗聴器を発見した場合には、まずは警察に連絡するようにしましょう。


自分で発見した盗聴器をその場で外してしまうと、盗聴器の存在に気づいたという事実をストーカーに知られてしまう可能性があり、焦ったストーカーが強行手段に打って出るという危険もあります。


警察に通報することによって、ストーカー被害の拡大を防げる可能性があるのです。

また、盗聴器が仕掛けられていた場所によっては、取り外しに専門の資格が必要な場合もあるため、安全に適切な方法で盗聴器を撤去するためにも、まずは警察に通報するようにしましょう。


最後に、最も効果的な方法を紹介します。それが、盗聴器発見業者に依頼するというもの。

不安を感じたり、日常生活の中でおかしいと感じることがあるのであれば、早めに業者に依頼する必要があります。


費用はかかるかもしれません。
しかし、被害が拡大して身が危険にさらされてからでは遅すぎます。だからこそ、違和感を感じた場合や、不安を感じる出来事があった場合は、早急な対応が大切になってくるのです。


まとめ

盗聴被害は年々増加傾向にあります。

しかし、これは氷山の一角ということもできるのです。なぜなら、数字として出ている被害件数は、発見された数だからです。つまり、現在盗聴されている被害の件数は未知数です。


今でも、盗聴器を仕掛けられていることに気付かぬまま、生活している人もいるのです。

そして、盗聴され続けている限り、更なる被害を受ける可能性があるのです。


このような被害を防ぐためには、自衛の意識を持つことが大切になります。もし、違和感を感じたり、不審に思うことがあるのであれば、一度専門業者への依頼を検討してみる必要があるかもしれません。


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